BLOG

ブログ

今年の色

|

2021.03.23

余談ですが、「干支(えと、かんし)」は耳慣れた言葉でしたが随分と勘違いをしていました。

私が認識していたのは「十二支」であって、「干支」とは「十干」と「十二支」の組み合わせなんですね。「十二支」はご存じの通り、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の12種類の生き物で表すのですが、「十干」とは古代中国の五行説により、地球上の万物をとことん分類すると、木、火、土、金、水の五つに分けられると考えられていて、更に陰陽説により、それぞれに陰と陽の二つの要素があるとされました。この組み合わせが「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」の10通りになり、十二支と組み合わせたのが「干支」となります。

例えば、ちょうど12歳年齢が違う人に「同じ干支ですねー」という事が有りますが、本当は同じではないのですね。12と10の最小公倍数は60なので、干支は60通りあるという事になります。ですから同じ干支の人は年代が変われば60歳違いだという事です。なので、自身が60年経って同じ干支に戻る事を歴が還るので「還暦」と称します。

今年は「辛丑(かのとうし)」なのですが、「辛」とは金の陰で「痛みを伴う幕引き」を意味し、東日本大震災、米国同時多発テロ、ソビエト崩壊などが思い当たります。「丑」は「忍耐強く誠実に」とか「次に向けて力を蓄える」というような意味合いがあるようです。なんか今の状況を見るとうなづけてしまうような気がします。ちなみに前回の辛丑1961年にはキューバ革命、大韓民国クーデター、ベルリンの壁建設と世界はワチャワチャしてたみたいです。前回はジョンFケネディーが最年少で、今回はジョセフRバイデンが最高齢で米大統領になっていますが、これも何かあるのでしょうか?

なので今年は「奮起し自ら立つ」色の赤で統一してみました。前置きが長すぎるという声が聞こえてきます。 By JinJinBoo

CONTACT

お問い合わせ・求人応募