お城シリーズ「岩槻城」
2021.10.02
お初にお目にかかります。新入社員の「KuroBoo」と申します。
誠に勝手ながら、この度お城シリーズを乗っ取らせていただきました。JinJinBooさんごめんなさい!
さて今回紹介する岩槻城は、多摩運送・埼玉ネットワークセンターから北におよそ500m、元荒川のほとりに構える平城になります。
古くから交通の要衝として栄え、最盛期には総延長8kmにも及ぶ「大構」によって、城下を巻き込んだ巨大な防衛拠点を築き上げていました。あの有名な小田原城の総構えが9km、大阪城が8kmほどですので、それらに並ぶ一大拠点であったことがわかると思います。
が、その大構も現在では市街地の神社に30mほど残すばかり、その他の遺構も岩槻城址公園の一部に残るもののみです。ちなみにこの公園に残る部分も増築されたものに過ぎず、当時の本丸部分となると、さらに北になるのですが、、、
現在ではすっかり市民のオアシスになっています。民に愛される町の中心地という意味では、こんな城の在り方もそんなに間違っていないのかもしれません。
終わりに、岩槻駅にほど近い芳林寺に御座す太田道灌公に挨拶をして、締めとします。かつて岩槻城も、江戸城と同様に道灌公の築城と伝えられていましたが、現在では残念ながらほぼ否定されています。
しかしその曾孫にあたり、戦国一の愛犬家とも呼ばれるある人物が、この岩槻を拠点に関東中を駆け巡って活躍したことは、現在でも語り継がれています。本来岩槻城は、そんな彼の伝説なくしては語れないのですが、、、今回は長くなってしまったのでここまでです。
それではまた!