赤木城
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2022.02.04
こんにちは!「KuroBoo」です。昨年の大みそかに紀伊山中、奥熊野にて、2021年最後の城勤めをして参りましたので、今回はそのご紹介を。
霧のたちこめる幻想的な姿から、あの竹田城と並んで天空の城と称され、現在人気上昇中の赤木城。最近では続・日本の100名城にも選ばれており、足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。
稀代の築城名手、藤堂高虎が、1589年頃に築いたとされる本城ですが、その目的は周囲で頻発していた一揆の制圧といわれています。そのため虎口や石垣に実戦的な技巧が凝らされていながらも、縄張り自体は必要十分な規模で、コンパクトに纏められているようです。
入口前の通路を枡形に折り返す、いわゆる枡形虎口も、ここまで重ねると美しさすら感じます。これを機能美というのでしょうか、、、
さて最後に、“ほぼ”本州の最南端、樫野崎から、初日の出を拝みまして、締めとさせていただきます。
お城に限らず、紀伊熊野で見る景色は、どこか神聖な雰囲気がありますね。古代から信仰の対象とされてきたのも納得です。
不肖ながら私も、そんな聖域で祈りを捧げて参りました。皆様にとって幸多き一年となりますように。
それではまた!